1994年に開館した茨城県自然博物館は,県下における自然史研究の発信源ともいうべき機能が期待される場所です。そして館の設立の経緯や,開館当初に集められた自然史情報の提供源を調べていくと,多くの自然史研究家や団体の存在を忘れることが出来ないことに気づかされます。こうした層の厚い在野のパイオニアの支えがあってこそ,現在の茨城の自然史研究は成り立ってきたといえます。
しかし,そうした多くの自然史研究成果は,学会誌などに発表されたごく一部のものを除き,年月の中に埋もれはじめてきています。今ここで,さらなる茨城県での自然史研究発展の未来に向けて,茨城県でのパイオニアたちの仕事,つまり自然史研究の系譜について振り返ることは意義があるのではないでしょうか。
牽引者たちが地道なフィールドワークで集めた標本や資料を一堂に展示し,その歴史をたどると共に,今後の牽引者となるべき自然博物館での自然史研究の紹介も行います。
過去の企画展示
いばらきの自然を語る -博物館に集うコレクションと人々-
展示構成 |
|
---|
開催期間 | 2009年1月31日(土)~2009年2月22日(日) |
---|---|
開館時間 | 午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで) |
休館日 | 毎週月曜日(月曜日が祝日の場合はその翌日以降) |
主催 | ミュージアムパーク茨城県自然博物館 NHK水戸放送局(共催) |
後援 | 茨城新聞社/ミュージアムパーク茨城県自然博物館友の会 |
記念行事 | 記念シンポジウム「茨城のナチュラリストに聞く」 2009年1月31日(土) |