昭和40年代のはじめ頃,森や林だけではなく,わたしたちが暮らす家のまわりにもたくさんの昆虫が生息していました。庭先にカシの木をめぐらした農家では,カブトムシやコクワガタ,運がよければノコギリクワガタを採ることができました。そんな虫たちをカゴいっぱいに集めたり,夏休みの宿題に昆虫標本を提出したりする子どもたちの姿を,当たり前のようにみることができた時代でした。時は流れて40年,かつての昆虫少年も父親となった今,環境は一変してしまいます。
この企画展では,次世代を担う子どもたちが,生きものをとおして自然により親しみを感じてくれることを願い,展示のナビゲーターにタケルとケイの兄妹に登場してもらいました。ふたりの物語は,青いチョウを追いかけて昆虫ワールドに迷いこむことからはじまります。
地球上に生息する種数は100万とも300万ともいわれ,その種類の多様性もさることながら,生き様も千差万別で,あらゆる場所でさまざまな工夫をしながら生きている昆虫たち。さあ,どんなストーリーが展開するでしょうか?タケルとケイといっしょに,昆虫ワールドへ冒険旅行に出発しましょう!
過去の企画展示
昆虫 大冒険 -タケルとケイの不思議な旅-
展示構成 |
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開催期間 | 2011年7月9日(土)~2011年9月19日(月・祝) |
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開館時間 | 午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで) |
休館日 | 毎週月曜日(月曜日が祝日の場合はその翌日以降) |
主催 | ミュージアムパーク茨城県自然博物館 |
後援 | NHK水戸放送局/茨城新聞社/ミュージアムパーク茨城県自然博物館友の会 |
記念行事 | 自然講座「昆虫の不思議」 2011年7月9日(土) 自然講座「昆虫研究発表会」 2011年7月24日(日) 自然観察会「連続昆虫観察会」 2011年7月30日(土)~8月27日(土)の毎週土曜日 記念講演会「江戸家猫八師匠による虫の鳴き声聞き会」 2011年8月7日(日) |