日本は狭い国土にもかかわらず豊かな植物相に恵まれ,種子植物とシダ植物を合わせると約7,000種※が生育しています。しかし近年,開発行為や園芸目的の採取などの人間活動の影響や,逆に身近な雑木林や湿地などでは人の手が入らなくなることでそれまで維持されてきた環境が変化し,多くの植物が絶滅の危機に直面しているといわれています。
環境省は,全体の約4分の1にあたる1,690種の植物を絶滅危惧植物に指定し,それらを守るための策を講じています。さらに,私たち人間生活の豊かさのためには,特定の種を絶滅の危機から守るばかりでなく,生物多様性を維持することが欠くことのできない課題となっています。
この企画展では,絶滅危惧植物のおかれた現状や,その保全に向けての取組みを紹介し,植物と私たちの共通の未来について考えていきます。
※亜種,変種を含む
過去の企画展示
植物たちのSOS -レッドデータブックからの警告-
展示構成 |
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開催期間 | 2012年3月10日(土)~2012年6月10日(日) |
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開館時間 | 午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで) |
休館日 | 毎週月曜日(月曜日が祝日の場合はその翌日以降) |
主催 | ミュージアムパーク茨城県自然博物館 |
後援 | NHK水戸放送局/茨城新聞社/ミュージアムパーク茨城県自然博物館友の会 |
記念行事 | 記念シンポジウム「絶滅危惧植物を救う試み」 2012年3月10日(土) 自然観察会「小貝川の絶滅危惧植物を観察しよう」 2012年4月8日(日) 自然観察会「タチスミレを観察しよう」 2012年5月20日(日) 自然観察会「植物園で絶滅危惧植物を観察しよう」 2012年6月10日(日) |