貝のなかまは私たちにとってたいへん馴染みのある生きものです。みそ汁の具や寿司のネタなど、食用として利用されるだけでなく、装飾品や道具としても古来より珍重されてきました。
そのような貝のなかまは「軟体動物」というグループに分類され、世界で約13万の現生種が知られています。このグループには、炭酸カルシウムの貝をもつものから、進化の過程で殻を失ったものもいます。また、殻長1㎜に満たないとても小さなものから体長10mを超える巨大なものまで、大きさも実にさまざまです。さらに、生活の場も多様で、波打ち際から深海まで海に広く生息するばかりでなく、河川や湖、そして陸上と、極域から熱帯域に至る地球上のあらゆる環境に生活の場を拡げています。
今回の企画展では、さまざまな環境に適応した貝殻の生態や形態にスポットを当てるとともに、人々とのかかわりについても紹介します。この展示が生物多様性を考えるきっかけ、そして自然からの恩恵を再確認する機会になることを願っています。
過去の企画展示
不思議いっぱい!貝たちの世界 -蝸牛から烏賊・蛸まで-
展示構成 |
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開催期間 | 2012年7月7日(土)~2012年9月17日(月・祝) |
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開館時間 | 午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで) |
休館日 | 毎週月曜日(月曜日が祝日の場合はその翌日以降) |
主催 | ミュージアムパーク茨城県自然博物館 |
後援 | アクアワールド茨城県大洗水族館/NHK水戸放送局/茨城新聞社/ミュージアムパーク茨城県自然博物館友の会 |
記念行事 | 自然講座「きみも今日からイカ・タコ博士?!」 2012年7月14日(土) 自然講座「貝の動物園をつくろう」 2012年8月4日(土) 自然観察会「筑波山のカタツムリを観察しよう」 2012年9月9日(日) |
特別協力 | 船の科学館 |