人のくらしの中にはさまざまな動物が生きています。その中には,害虫や害獣として扱われている種があり,そのうえ「人を襲う」「毒を持っている」「恐ろしげな風貌をしている」というイメージから誤解を受けているものが少なからず存在しています。これらの動物は,人のくらしを中心に見ると「嫌われもの」とし て疎まれますが,生態系という面から見れば,それぞれが重要な一翼を担っています。そして,私たち人も生態系からさまざまな恩恵を受けているのです。人が 動物と共に生きていくことを考えるとき,これら「嫌われもの」の本当のすがたを知ることが重要なヒントになります。
今回の企画展では,普段は「嫌われもの」とよばれている動物たちについて,彼らの目線に立って,人のくらしの中での生き方に ついて取りあげていきます。ハチは雌しか刺さないって知っていましたか?ゴキブリは人家だけが住みかじゃないって知っていましたか?ヘビは本当は臆病だっ て知っていましたか?「嫌われもの」の生き方と生態系の中で担う重要な役割について知ることにより,彼らを含む自然とのつきあい方を考えてみてください。 この企画展を見れば,嫌いだった動物たちのことがちょっと嫌いじゃなくなるかもしれません。
過去の企画展示
くらしの中の動物 -嫌われものの本当のすがた-
展示構成 |
|
---|
開催期間 | 2015年10月10日(土)~2016年1月31日(日) |
---|---|
開館時間 | 午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで) |
休館日 | 毎週月曜日(月曜日が祝日の場合はその翌日以降) |
主催 | ミュージアムパーク茨城県自然博物館 |
後援 | NHK水戸放送局/茨城新聞社/ミュージアムパーク茨城県自然博物館友の会 |
記念行事 | 自然講座「嫌われものの動物たち連続講座」 2015年10月31日(土) 企画展記念講座「ダニってなーに?-顕微鏡で見るダニの世界とホットな話-」 2015年11月29日(日) 企画展記念講座「イノシシは害獣??-私たちと野生動物,これからのつき合い方-」 2016年1月23日(土) |
特別協力 | アクアワールド茨城県大洗水族館 |