「飛ぶ動物」という言葉から、どんなことを連想するでしょう。
高い空に舞う「タカ」,木から木へ滑空する「ムサザビ」など,人それぞれに思い浮かぶものは異なります。しかしそこに、ほとんど例外なく誰もが抱く,ある種の感情があります。「あこがれ」です。
地面の上から遥か高空を飛ぶ鳥の群を見上げ,「飛びたいな」と思う,誰もが理解できるこの感情はどうして沸き上がってくるのでしょう。
それは「飛ぶ」という行為が人間には不可能であり,空という環境が人間にとって未知の世界だからです。
チーターのように速くはなくても走ることはできます。クジラのように巧みではなくても泳ぐことができます。けれど、空を飛ぶことはできません。 人間にとって決して手に入れることのできない特別 な能力なのです。
今回の企画展では、このうらやましい能力を手に入れた様々な動物たち、鳥、ほ乳類、魚類、昆虫をとりあげ、彼らの体のしくみを探り、飛ぶための秘密を解き明かし、彼らの生活の一端をのぞき見たいと思います。
更に、人と動物たちの歴史に触れ、この尊敬すべき隣人達とのよりよい未来を考えるきっかけにしていただきたいと考えます。
過去の企画展示
とぶ・飛ぶ・翔ぶ― 高さと広さを求めた動物たち ―
展示構成 |
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開催期間 | 2001年3月17日(土)~2001年6月17日(日) |
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開館時間 | 午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで) |
休館日 | 毎週月曜日(月曜日が祝日の場合はその翌日以降) |
主催 | ミュージアムパーク茨城県自然博物館 |
後援 | ミュージアムパーク茨城県自然博物館友の会 |
記念行事 | 記念行事「日本の鷹狩り-タカの飛翔をみつめ続けて-」 2001年3月20日(火・祝) 記念講座「地球ではじめて飛んだのは昆虫!」 2001年5月6日(日) |