中米の花園とも呼ばれるコスタリカ共和国。日本の1/7の面積しかないこの小さな国に,日本の500種を超える850種の鳥類が見られます。生命の宝庫である熱帯雨林が,近年,世界で毎年15k㎡も消失しているといわれています。コスタリカも例外でありませんでしたが,国全体で自然保護に取り組み,現在では国土の約27%を国立公園等の保護区とするなど,自然保護の先進国となりました。
この企画展では,昆虫や植物の標本約1000点を中心に,熱帯雨林の生物の多様な姿や不思議な生態を紹介します。コスタリカの自然保護への取り組みとともに,熱帯雨林のはたらきと私たちとの関係についても解説します。
世界の自然保護について考え,また,森を守るために一人一人が行動を起こすきっかけにして下さい。