スタッフ紹介
- 氏名
- 伊藤 彩乃(Ayano ITO)
- 所属
- 資料課/植物研究室
- 専門
- 学芸員
維管束植物
- 在職期間
- 平成29年度~現在
- 所属学会
- 日本植物分類学会 日本緑化工学会
日本植生史学会 日本植生学会
研究テーマ
- 絶滅危惧植物の保全
- 茨城県の植物相
- 日本の植物の進化と歴史
来館者へのメッセージ
茨城県の自然を調べ、守り、広める活動を行っていきたいと思っています。
植物の不思議を一緒に観察してみましょう。
ミュージアムパーク茨城県自然博物館は、ダイナミックな常設展示と、充実した企画展が魅力です!ぜひ遊びにきてください。
担当した主な企画展
- 第90回企画展「羊歯(シダ)-花はないけど、華はある-」
- 第86回企画展「第86回企画展「いのちの色 -世界をいろどる生きものたち-」(副主任)
- 第83回企画展「ミュージアムパーク・コレクション-コレなに?コレみて!自然の宝、大公開!-」(副主任)
- 第79回企画展「いのち育むブナの森-森のぬくもり、もりだくさん!-」(主任)
主な学術論文
- Arata Momohara and Ayano Ito. 2023. Review: Biogeographic and environmental history of Fagus and beech-dominant forest in Japan. Ecological Research, 38(2): 236-254.
- 伊藤彩乃・百原 新・福嶋 徹・福嶋 泉 .2022. 関東堆積盆地西部の葉化石群集から復元した前期更新世のブナ属優占林の構成種と分布状況植 . 生史研究 , 32 (1): 3-14.
- 伊藤彩乃・ 茂垣はるえ.2021. 霞ヶ浦およびその周辺における侵略的外来水生植物の現状 (特集 侵略的外来水生植物が水環境にもたらす諸問題). 用水と廃水, 63(7), 502-509.
- 柿嶋 聡・内山治男・安嶋 隆・栃原行人・板垣ひより・伊藤彩乃・鵜沢美穂子. 2021. 茨城県におけるサトイモ科テンナンショウ属ヤマジノテンナンショウの初記録およびオオマムシグサの生育状況. 茨城県自然博物館研究報告, (24): 19-25.
- 糟谷大河・小原功子・梅内基裕・伊藤彩乃・小幡和男. 2020. 筑波山に自生するホシザキユキノシタの花弁形態の変異. 茨城県自然博物館研究報告, (23): 1-12.
- 東 哲典・蘭光健人・庄司顕則・伊藤彩乃・赤﨑洋哉・松前満宏・辻田有紀. 2020. 埋立造成地に定着したクゲヌマラン (Cephalanthera longifolia (L.) Fritsch) の種子発芽に関与する共生菌相の解明. 日本緑化工学会誌, 45(4), 430-435.
- 伊藤彩乃・小幡和男・岩槻秀明・上條隆志. 2019. 千葉県および茨城県におけるキタミソウ(ゴマノハグサ科)の記録. 茨城県自然博物館研究報告, (22): 45-49.
- Wang, Y., Momohara, A., Ito, A., Fukushima, T. and Huang, Y. J. 2018. Warm climate under high CO2 level in the early Pleistocene based on a leaf fossil assemblage in central Japan. Review of Palaeobotany and Palynology, 258, 146-153.
- Wang, Y., Ito, A., Huang, Y. J., Fukushima, T., Wakamatsu, N. and Momohara, A. 2018. Reconstruction of altitudinal transportation range of leaves based on stomatal evidence: An example of the Early Pleistocene Fagus leaf fossils from central Japan. Palaeogeography, Palaeoclimatology, Palaeoecology, 505, 317-325.
- 伊藤彩乃・今村 敬. 2018.ミュージアムパーク茨城県自然博物館野外施設とその周辺におけるツクバキンラン(ラン科)の記録. 茨城県自然博物館研究報告, (21): 69-73.
- 山﨑旬・庄司顕則・伊藤彩乃・松本竹吾・中沢優太・内野はるか・棚橋美緒. 2018. 自生地復元を目的としたラン科植物の種子繁殖法の検討: 種子スティックによるキンラン (Cephalanthera falcata (Thunb.) Blume.) の野外播種の効果. 日本緑化工学会誌(第 49 回大会特集), 44(1), 194-196.
- 庄司顕則・遊川知久・大城 温・大和政秀・蘭光健人・伊藤彩乃・辻田有紀. 2019. 移植困難植物の保全現場で野外播種試験をどのように活用していくか. 日本緑化工学会誌(第 49 回大会特集), 44(3), 540-544.
- 伊藤彩乃・庄司顕則・山下由美・遊川知久. 2019. 野外播種試験はツツジ科にも有効~ 日本での分布南限地におけるオオウメガサソウ保全のための取り組み~. 日本緑化工学会誌(第 49 回大会特集), 44(3), 533-536.
- 伊藤彩乃・小幡和男・吉川宣治・内山治男・西廣 淳. 2017. 霞ヶ浦における特定外来生物オオバナミズキンバイ(アカバナ科)の記録. 茨城県自然博物館研究報告, (20): 39-41.
- 伊藤彩乃・庄司顕則・赤﨑洋哉・松前満宏・山﨑 旬・遊川知久. 2017. 埋立地の植栽林における野外播種試験法によるクゲヌマラン(Cephalanthera longifolia (L.) Frisch)の種子発芽および初期成長の観察. 日本緑化工学会誌43(1): 347-350.
- 庄司顕則・伊藤彩乃・赤﨑洋哉・松前満宏・山﨑 旬・遊川知久. 2017. 埋立地の植栽林における野外播種試験法によるキンラン(Cephalanthera falcata (Thunb.) Blume)の種子発芽および 2年間の成長の観察. 日本緑化工学会誌, 43(1), 343-346.
- Ito, A., Momohara, A., and Zhou, Z. 2017. Pleistocene fossil leaflets of Albizia kalkora (Roxb.) Prain (Leguminosae subfamily Mimosoideae) from central Honshu, Japan, and its implication for historical biogeography. Japanese Journal of Historical Botany, 26(1), 3-13.
- 伊藤彩乃・庄司顕則・赤﨑洋哉・松前満宏・山崎旬・遊川知久. 2016. 埋立地の植栽林におけるクゲヌマランとキンランの人工授粉・袋がけ作業の効果の検証. 日本緑化工学会誌, 42(1), 271-274.
- 伊藤彩乃・庄司顕則・松本竹吾・赤崎洋哉・海道智文・松澤 宏・山崎 旬・遊川知久. 2015. 埋立地の植栽林におけるキンラン (Cephalanthera falcata (Thunb.) Blume.) の野外播種試験法による繁殖の試み. 日本緑化工学会誌, 41(1), 279-282.
- 伊藤彩乃・河上友宏・百原新. 2015. サイカチ (Gleditsia japonica Miq.) の異なる立地環境での更新特性. 植物地理・分類研究, 62(2), 75-84.
主な学会発表
- 伊藤 彩乃・糟谷大河・庄司顕則. 2024. 国内南限地における絶滅危惧種オオウメガサソウの系統と遺伝的構造. 日本植物分類学会第23回大会. 東北大学.
- 伊藤 彩乃 . 2022. 霞ヶ浦およびその周辺におけるオオバナ・ナガエの駆除活動.侵略的外来水生植物管理に関するワークショップ(滋賀県立大学).(一社)環びわ湖大学・地域コンソーシアム.大津市.
- 伊藤彩乃・庄司顕則・今村 敬・山下由美・遊川知久.2021.都市緑地におけるウメガサソウ(Chimaphila japonica Miq.)の生活史段階ごとの共生菌相比較.日本緑化工学会第52回オンライン大会.
- 伊藤彩乃・糟谷大河・庄司顕則. 2020. 国内南限地における絶滅危惧種オオウメガサソウの遺伝的構造. 日本植物分類学会第19回大会. 岐阜大学.
- 東哲典・庄司顕則・伊藤彩乃・赤﨑洋哉・松前満宏・山﨑旬・辻田有紀. 2019. ラン科クゲヌマランの種子発芽に関わる菌根菌解明.日本菌学会大会講演要旨集 日本菌学会第 63 回大会. 日本菌学会.
- Ito, A., Obata, K., Miyamoto, T., Toyoshima, F., Yoshikawa, N., Uchiyama, H., Nishihiro, J.. 2018. The present growth after the removal of Ludwigia grandiflora (Michx.) Greuter et Burdet subsp. grandiflora (Onagraceae) in Lake Kasumigaura, Ibaraki Prefecture, Japan. 17th World Lake Conference. International Congress Center Epochal Tsukuba-Official.
- 伊藤彩乃・小幡和男・宮本卓也・豊島文夫・吉川宣治. 2018. 霞ヶ浦における特定外来生物オオバナミズキンバイ(アカバナ科)の防除とその後の生育状況. 第21回自然系調査研究機関連絡会議 (NORNAC21). ミュージアムパーク茨城県自然博物館.
- 伊藤彩乃・庄司顕則・赤﨑洋哉・松前満宏. 2017. 絶滅危惧種キンラン属の野外播種試験法を用いた保全. 第20回自然系調査研究機関連絡会議(NORNAC20). 滋賀県立琵琶湖博物館.
- Ito, A.,Momohara, A. and Zhou, Z. 2015. Differentiation process of Fagus crenata based on leaf and cupule morphology since the early Late Miocene in Japan. International Union for Quaternary Research, XIX Congress.Nagoya Congress Center.