ミュージアムパーク 茨城県自然博物館

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館長挨拶

館長 横山 一己

 ミュージアムパーク茨城県自然博物館は「過去に学び、現在を識(し)り、未来を測る」を基本理念に掲げ、新しいタイプの博物館を目指した自然史系博物館として1994年にオープンし、今年31年目に入りました。開館30周年を迎えた昨年度は、11月から企画展「ミュージアムパーク30年のありったけ」を7カ月の長期間にわたり過去最大規模の面積で開催、3月末現在で16万人を超えるお客様に楽しんでいただいています。また、昨年8月には、開館以来1,300万人目のお客様をお迎えすることができ、多くのお客様や関係する皆様に支えられていることを、改めて実感したところです。

 多くのお客様にお越しいただき大変ありがたいことではありますが、一方で、ゴールデンウィークやお盆期間などは、周辺道路を始め駐車場や館内の混雑が激しく、近隣にお住いの方々や周辺道路をご利用の方、また、当館を利用される方々にもご不便をおかけしていました。そこで、これらの日にご来館いただくお客様には事前に入館予約をお願いすることで、館内の混雑緩和を図るとともに、周辺道路の渋滞解消にも努めています。来館を予定されているお客様には、ご不便をおかけすることになりますが、ご理解・ご協力をいただきたいと思います。

 新型コロナウイルス感染症の影響により、2020年度に約25万人まで来館者数が落ち込みましたが、2022年度以降は感染症の影響が収まってきたこともあり、年間40万人以上の来館者をお迎えするところまで回復し、昨年度はコロナ禍前に迫る約48万人のお客様が当館に来館されました。これも、当館を支えてくださる皆様のご理解とご協力があってこそのものと感じております。今年度は、現在行われている「ミュージアムパーク30年のありったけ」、7月から始まる「恐竜とともに生きた生物たち」、10月から始まる「どんぐり(仮称)」、来年の2月からは「鳥(仮称)」の企画展を開催します。これらの企画展に加え毎週多くのイベントを行っており、引き続き来館者に楽しんでいただけるように運営してまいります。

 施設整備に関しては、開館当初から使用しているものが多く、修繕や更新が必要なところが増えてきています。今年度は、電気設備の更新により、長期間停電となるため、2月頃に約10日間の休館を予定しています。また、野外に目を向けると、樹木の高木化・老木化が進んでおり、計画的に伐採を進める必要が出てきています。自然を感じられる当館自慢の野外施設ですが、お客様に安心して楽しんでいただくためにも、安全管理を最優先に努めてまいります。

また、近年、施設や設備の維持管理に多くの経費がかかるため、ソフト事業や展示更新等に予算をかけられない状況となっています。このような状況もあり、昨年度から賛助会員(団体・個人)を募り、当館の趣旨に賛同いただきました28の個人・団体の皆様からご寄附をいただきました。お預かりした貴重な資金は、主に子供向けイベントで必要となる材料の購入、遠方の学校等に対して出張展示をしている「移動博物館」で展示する資料の更新・修繕、当館で展示している資料の修繕に充てさせていただき、多くの方々に喜んでいただくことができました。今後も多くの方々にご賛同いただき、来館者や多くの子どもたちへ還元できればと考えています。

 茨城県民の皆様をはじめ、全国の皆様にも満足していただける施設として、職員一丸となって運営してまいりますので、多くの皆様にご来館いただけると幸いに存じます。

 職員一同心から歓迎いたします。

2025年4月

ミュージアムパーク 茨城県自然博物館長 横山 一己

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