館長挨拶

茨城県自然博物館は、たくさんの皆さんに支えられて開館から32年目を迎えることができました。開館にあたっては、これまでにない新しいスタイルの自然史博物館像を目指しました。当時は、ほとんどの人がはじめて聞く言葉であった、ハンズオン展示(触れて感じられる身近な展示の充実)、アウトリーチ活動(博物館外での展示や教育活動の展開)などを掲げてのスタートでした。来館いただいた皆さんが一日たっぷり楽しめる場として、多様な自然景観を持つ広大な野外施設も備えています。
こうした新しい試みは、開館以来ずっと続けられてきています。就学前の小さなお子さんからシニア世代の方まで、あらゆる方々に楽しんでいただける博物館を目指して、その実現のために工夫を重ねています。
いくつか例をあげてみましょう。
大面積の企画展示室で年に3回開催される企画展は、動物、植物、地学の分野が入れ替わりで毎回テーマを変えます。最新の国内外の学術研究の発見を、小さなお子さんでも感覚的に学べる展示の仕組みになっています。
博物館の内外で実施される様々なタイプの自然体験イベントも楽しさいっぱいの学びの場です。事前申し込み型のイベントだけでなく、当日参加できるイベントも盛りだくさんです。
さらに、博物館は展示を見学していただいたり、イベントに参加していただける場であることに加えて、47万点もの豊富な収蔵標本資料を活用できる研究の場としても開かれています。当館の学芸員などとの自然史研究に興味がある方はぜひお問い合わせください。
最後に、ご来館の機会には博物館だけではなく、近隣市町である坂東市や常総市などの各種施設にもぜひお立ち寄りください。きっと、新しい発見があるはずです。
今年度もたくさんの皆さんにお目にかかれることを職員一同心待ちにしております。
2026年4月
ミュージアムパーク 茨城県自然博物館長 山﨑 晃司





